Hyper Space Gallery



鍔山英次

野川の行方(自然広場)






深大寺自然広場付近の谷地田

深大寺自然広場付近の谷地田
 深大寺自然広場から野川にかけての地区を佐須という。
 かつては三本の農業用水路から水を引いた水田があったが、次第に宅地化ざれ、ほとんど姿を消した。わずかに湧水を利用した水田耕作が行われており、昔ながらの農村風景が見られる。



深大寺自然広場野草園の「ホタルの小川」

深大寺自然広場野草園の「ホタルの小川」
 調布市は、農場からの湧水を含めて自然の景観を生かして整備し、深大寺自然広場と名付けた。
 自然広場の一部を野草園として整備し、1984年から一般公開している。園内には、ムラサキ・キツネノカミソリ・ツリガネニンジンなど、自生種を含め約300種、1万本をこえる野草が、四季折々、かれんな花を咲かせている。また、一部をホタルの小川として、ホタルを養殖している。
 カタクリの自生地は自然広場の端にあり、花の咲く頃には、大勢の人ぴとでにきわう。



都立農業高校神代農場の湧泉

都立農業高校神代農場の湧泉
 農場の広さは24,833平方メートル。うっそうとした森の中にいくつかの湧泉かある。
 湧水を利用したワサビ田があり、その下流にニジマスの養魚池がある。農場では、シイタケと菊の栽培などの実習を行っている。かつて、湧水が涸渇して、ニジマスがほとんど死んだこともある。
 建物の増改築工事のさい、新しい研修施設の軒下に、砂利を敷きつめた雨水浸透施設をつくり、湧水を涵養している。



都立農業高校神代農場養鱒池

都立農業高校神代農場養鱒池
 養鱒池から、はけの森を望む。
 このあたりは、国分寺崖線が北西から東南に向けて続く中で、大きく崖が刻み込まれ、谷戸をなしている。
 現在、ニジマス5,000匹か養殖されているが、湧水量の季節変動が激しく、苦労が多いという。
 農場を出た湧水は、深大寺自然広場の湧水とともに、下流の水田の灌漑用水となっている。



この写真は創林社刊「生きている野川」「湧水探訪 深大寺」より鍔山英次氏の許可を得て転載しました。



はじめにもどる



小金井タウン連絡会 E_mail:town@koganei.com