| 会報「美しい小金井」8号からピックアップ |
便利性がゴミ増やす
東京湾70分で一周見学
大木薫
「清掃施設見学会」は10月23日(火)に行われ、九人が参加。コースは、最初は、東京湾一時間30
分の見学。都自慢の小型船「東京丸」に乗船で竹芝桟橋を、9時15分に出港。海から各種施設を見学。
11時に竹芝桟橋に戻りここからバスに乗り換え「埋め立処分場」を見学。その後、「ゴミ問題を考え
るセミナー」がひらかれ、゙問題と都民にできることについて、傾聴に値する話しがあった。さらにバス
は夢の島熱帯植物館を見学し16時頃解散した。
船から見学できたのは、竹芝埠頭、月島埠頭、日の出埠頭、芝浦埠頭、港清掃工場、品川埠頭、大井コ
ンテナ埠頭・水産物埠頭・食品埠頭、大田清掃工場、新海面処分建設予定地、環境局中防合同庁舎、青海
埠頭、お台場ライナー埠頭、海浜公園、有明コロシアム、豊州埠頭、晴海埠頭、中央清掃工場、月島埠頭。
それに、東京湾の代表的橋のレインボーブリッジも通過した。船の通過した下に東京港トンネルが走ッ
ていると説明された。見学の最後にセミナーが開かれた。都環境整備公社の鈴木清吉氏、北条治氏が講師。
「なぜゴミが多いか」について@生活様式の変化、特に食べ物。A利便性、スーパーで何でも購入して
しまいゴミがでる。電化製品の増加廃棄することを難しくしている。 全体的にいえば、ゴミの質が変わ
り。ビニールが増えて処理し難くし、公害にもつながっている。 そこで消費者、事業者、行政がこの問
題に対応している。消費者は、ゴミの分別、不法投棄の禁止。ポイ捨てをやめるなどが必要。朝日新聞が、
「捨てぬドイツ、日本は捨てる」(グリーンミセス白書)の記事を載せたが、鈴木さんがこれを紹介して
くれた。「日本では、買った後のリサイクル意識は高いが、『買わない』から始めるのがドイツ流」だと
いう。行政では、技術研究。たとえばゴミの埋蔵の研究、質の変化したゴミの処分方法の開発など。企業
では、企業責任の明確化が法的にも決められている。
現場で長くゴミ収集に従事した北条さんは「ゴミを見るとその町や家の生活実態がよく分かる」と話し
ていたことは興味ある指摘だ。
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進んでいるゴミ処理に驚く
小林裕子
鼻を突く様な匂いがするのでと、マスクをバックに入れて出た。しかし、サンドイッチ方式で作られた埋立
地は、多少きな臭い匂いがしたものの、見晴らしのよい丘、清掃そのもの。清掃工場での分別、リサイクル等
を見学しここまでゴミ処理が進んでいたのにも驚いた。 これからは、私達一人ひとりの心掛け次第だ。ゴミを
捨てる時一抹の後めたさに襲われたら、壊れたら買い換える普通の消費財にならぬよう、修理して使ってみよう。
家からゴミを出してしまえば、家がきれいになったと満足せず、その気持ちを延長して、クリーンな日本にす
るまで責任を持ちたいと思った。
中学生の頃「空気は海からつくられているのだ」ということを聞いた。こんなに埋め立てていったら何十年何
百年には地球の空気が無くなるのはないかと心配になってしまう。人が生きている限り当然ゴミが出る。だから
一人一人が真剣に考なくてはならない問題だ。忍耐強く頑張りましょう。
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三十年は使用できる埋立地
北沢義弘
新東京丸に乗船して出発、海からいろいろな埠頭をみる。 青海コンテナ埠頭は東京都直営公共バースで第三
バースは韓 国、第四バースは台湾の専用バースとして使われていた。竹芝ターミナル到着後貸切バスに乗り換
てテレコムセンターに、 ここで昼食となる。午後はバスで中央防波堤内側埋立地破砕ゴミ処理施設、中防ゴミ
処理センターをバスの中から見学で中央防波堤外側埋立処分場と新海面処分場埋立予定地を展望台より見学。夢
の島ゴミ処分場の時代には、そのまま埋立てい たが、現在では分類破砕。不燃ゴミ処理等で前処理されて均一
な大きさになったゴミを埋め立てている。三米のゴミの上に五十センチの覆土のサンドイッチ工法で行われてい
るので、従来では十年で満杯になる埋立地が三十年以上使用できるそうだ。多摩地区では分別収集してゴミを出
しているが、ここでは缶、鉄屑、木屑等が工場内で処理されるため埋立地はきれいになっていた。
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海の埋め立てでいいのか?
五関信子
船が進んでいくと平成十五年までに埋め立てられるという場所に到着、広い場所なのに十五年程でゴミがい
っぱいになるとか、もうびっくりする。 午後からは現在使用しているゴミ処分場をバスで見学。道路はゴミ
を運ぶ自動車が走りやすいように立派なのが作られている。以前テレビで見たようなカモメやカラスがゴミを
あさっている姿など何処にもない。係りの人の説明によると現在は各区で焼却処分した灰を運びサンドイッチ
工法で埋め立てているそうだ。 以前埋めていた場所が一部見学者の為に残されている。ビニール袋や缶、
等そのままの形で埋められていた。見学が終わって「ゴミ問題を皆で考える」セミナーに参加し、ひとつひと
つが、身につまされる話しだった。
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限りある資源を大切に
セミナーで学ぶ
山本絃義
北澤代表に誘われて、快晴の東京湾へ。二枚橋で四年間ゴミ搬入量と焼却能力のアンバランス、焼却残渣中の
処分場への搬入不適物対策に格闘したこともあって、この見学会はグットチャンスだった。
中央防波堤外側埋立処分場で、海面から六米の高さまで浚渫土砂を埋立て、そのあとに廃棄物と覆土をサンド
イッチにした様子を表すゴミ断層面や、十二%ちょっとの傾斜で廃棄物を積み上げると関東大震災級の地震でも
崩れないか、何故三十米の高さまでしか埋立しないのか、ニューヨーク市と対比した説明等に、ふーん、なるほ
どなどと納得。 その一方、埋立地のあちらこちらにセイタカアワダチ草が繁茂している姿は、時節がらいただ
けなかったが。新海面処分場は、多摩地区の二ッ塚処分場と重ね合わせてみたとき、何と広いこと。 ここも二
ッ塚と同じく最後の処分場で、いかに延命させていくかが課題とか。限りあるものを大亊に使うことが今の時代
に生きる者の使命ではないかと、改めて考えさせらた。
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分別の大切さを痛感
千野恵三
先ず、竹芝小型船ターミナルに集合、総勢40名ほどで東京都港湾局の豪華見学船「新東京丸」に乗船、レ
インボーブリッジをくぐり、「新海面埋立処分場建設予定地」のコンクリート護岸に区画された広大な水域を
刻なゴミ事情と綿密な処理計画を聞き、午後からは、現在ゴミの埋立をおこなっている「中央防波堤埋立処分
場」、粗大ゴミの破砕、燃えないゴミの一時処理の現場を見学後、「ごみ問題をみんなで考えるセミナー」に
ました。 そして、いかに分別が大切か、使い捨て社会を転換し資源の有効活用しなければならないか、など
心に深く感じるものがありました。とても有意義な見学会でした。
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