会報「美しい小金井」7号からピックアップ 


 
 

                                  吸い殻と犬猫のふん
                                    本会代表 北澤 義弘

   平成10年4月設立総会を開いてから「小金井を美しくする会」も美化活動に賛同される皆様の参加を得
  て自他共に認められる活動団体としての地位を固めました。これも会員ご一同のお蔭と感謝致します。また
  平成10年に「小金井市まちをきれいにする条例」も制定され、駅頭キャンペーンにも参加しました。
   今回はこの条例の中で規制されている問題として、会員の皆さんが関心を持っている第4条について抜
  粋します。
   ◎ 市は、空き缶等および吸い殻等の放棄を防止するため、環境美化意識の啓発および高揚に努めるとと
  もに、市民参加型の施策または事業を実施しなければなりません。また、道路、公園、広場、池沼、その他
  公共の場所および他社が所有し、または管理する場所に、空き缶または吸い殻等の投棄の禁止、さらに、犬
  または猫を飼育しまたは保管するときは、公共の場所等をふんで汚してはならず、犬を散歩させる時は、ふ
  んを処理するための容器を携帯し、ふんをした時時は、直に処理すること、屋外で喫煙するときは携帯用吸
  い殻入れを携帯するように努める。
                                                                           


                 ゴミ拾い3時間の日課

   月〜金曜日の午前中に、ゴミ拾いをしている背の高い男の人をよく見かける。貫井北町に住む林信夫さん
  だ。午前10時に家を出て、ゴミを拾いながら駅にでる。ここでも、周囲のタバコの吸い殻などを拾って、
  第一小学校からハケの道へ出て二枚橋へ。到着は1時を過ぎる。しかも、1つひとつのゴミを素手で丁寧に
  集めている。林さんは、60歳で定年退職した2年前、健康を考えたボランティアとしてゴミ拾いを始めた。
  「二枚橋で風呂にも入れるし、お年寄りの集会所もあるし… 」という。
  「最初は、家内もゴミを持ってくるといやな顔をしていたが、今では積極的にゴミ拾いをしてくれる」とい
  う。一人黙々と拾う林さんの姿は小金井市の誇りだ。
                                                                          

 

                    八十路の尾瀬
                                      ドクター 稲垣 元博

  昨年10月のことだ。仲間達17名と、尾瀬湿原の紅葉狩りに参加した。鳩待峠から山の鼻まで下り、狭い
 木道を歩き続けて温泉小屋に1泊した。2日間で15キロ、7時間半のハイキングだ。八十路でも、毎日1万歩
 を歩いて、トレーニングに励む身には、たわいないコースだ。
  私は狭い木道を写真を撮りながら歩く。木道の両側は、燃えるような紅葉が展開する。
  ところで、この道の両側には、吸い殻1本落ちていない。地元の人や全国で6万人のボランティア達が交代
 でゴミ持ち帰りを呼びかけ、火挟みとビニール袋を持って毎日拾い続けているという。日本にもこんなに自然
 を守るために努力しているところがあったかと、感動に打ち震え、しびれるような思いだった。
  真青な秋の空、その中に至仏と燧の両親に抱かれた尾瀬こそは、地上の天国であり環境の聖地である。

                                                                          



                   花火の公害
                                      前原町 千野 恵三

  花火は夏の風物詩だが、公園の夏は花火の燃え滓が散乱している。夜は2時3時まで花火で遊ぶ音で安眠を
 妨害され、挙句の果て、翌朝は花火の滓がいっぱい、特に線香花火の燃え滓などは拾い集めるのに大変であ
 る。何とかならないものか。
 花火の燃え滓を見ると、ボール紙のにプラスチックの台がついていて、ゴミ箱に棄てる時、分別し難くて困
 っている。花火の製造時に分別しやすいように同じ素材で作れないものだろうか。ゴミ・環境問題がこんな
 に騒がれているのに、花火の製造団体はいったい何を考えているのだろう。

                                                                           



                
                                    貫井南町 松下 三枝子

      地球を守ろう 一人ひとりの思いやり ポイポイと捨てる心を ポイと捨て
      これくらいまーいいかがごみの山 捨てられたゴミを拾う心の美しさ


                  
                   短  歌
                                       緑町 小山 敏雄

       暑い夏 ごくろうさんと              ばあちゃん子  
         ダブルズボン 自販のドリンク                     蛍の光 窓の雪           
          冷えたのくれる                                      はや中三で やがて巣立ちだ



                  川  柳
                                     梶野町  稲垣 元博
     吸い殻拾いを                   ポイ捨て条例
       腰痛症の                     不足している 
        リハビリに                      PR

    前市長
     現市長まで
       ゴミ拾い


                  日々是好日
                                                                            編集長 大木 薫

 8月に南フランス、スイス、オランダなどに行ってきた。モンブラン(4,810m)やグランド・ジョラスドリ
ューなど4、000メートル級の山々を展望できるエギュ・デュ・ミディ(3,842m)へロープウエイで上がる。
 なんともスケールの大きい“登山”だ。その日にジュネーブへ泊まったが、翌朝早く起きてレマン湖を散歩し
た。 ◆ところが、帰ろうとしたらホテルの名前を忘れてしまい1時間も探した末、行くとき散乱するゴミが気
になって、覚えていた。人糞のあるのも見た。結局ゴミの記憶をたどって無事ホテルに戻ることができた。アピ
ィニオンのレストランで、夕食をとってホテルへ帰るとき、駅の近くを歩いた。駅の周りの汚いのにおどろいた。
 タバコの吸い殻も、散乱している。ポイ捨てが多いのだ。◆逆にゴミが全く落ちていないモナコ、ここでは歩
行者喫煙もない。ローマ帝国時代の遺跡ポン・デュ・ガール(3階建の水道橋)、レ・ポード・プロパンスの地
獄谷(岩の芸術)などはホんとうにきれいだ。総じていえば、歩行者喫煙の多いところは汚い。喫煙規制がしっ
かりできているところは町もきれいだ。町をきれいにするためには、町全体での取り組みがなくてはならない。
 数年前、ハワイへ旅行したとき、ハワイ島の公園を清掃しいるボランティアに出あったことがあるが、この島
も素晴らしくきれいだった。