会報「美しい小金井」3号からピックアップ 


 
 

                                  日本一の美しい道路を
                                     ドクター 稲垣 元博   

    私は都内の労働組合や老人会などから医学の講演を頼まれて出かけますが、そこで、環境汚染の話をす
  る時、聴衆の皆さんにクイズを出します。「東京に、空き缶も、ゴミも、吸い殻さえ落ちていない日本一
  美しい道路が2個所ありますがそれは一体何処でしょう。もし当たった方は、私から百万円ご褒美を差し
  上げます。」と、ところが、今までこのクイズにあたった方は一人もありません無理もない、これは大変
  難問ですから。その答えの第一は天皇が住む皇居の中の道路です。全国からの勤労奉仕団が来て毎日清掃
  しているからです。二つ目は、私の家から、JR中央線の東小金井駅までの私の通勤路です。但し私が歩
  いてから10分以内に限ります。其の後同じ道を歩いた心ない人達が、空き缶や吸殻をポンポン投げ捨て
  るからです。
   私は20年前から、道路に捨てられた空き缶を、今年の6月から、腰痛症のリハビリとして、タバコの吸い
  殻を1日100ヶ所以上をノルマとして拾い続け、3ヶ月で腰痛が解消しました。皆さん、天下に名だたる
  桜の名所である小金井市の全ての道路を、日本一美しい道路にしようではありませんか。
                                                                        


               日々是好日
                                       編集長 大木 薫

   「ポイ捨てが、駅まで続く朝の道ニコチン中毒ところかまわず」‐先号のこの蘭で紹介した日本禁煙推進
  医師歯科医師連盟が募集した「禁煙嫌煙和歌」の当選作だ。「ポイ捨て禁止条例」があっても、なんの効
  果もない。ペナルティーが科せられないので、平気で捨てる。会員の稲垣さんは、毎日100箇所をノル
  マに、拾い続けている。「お蔭で持病の腰痛が3ヶ月で治った」そうだ。かがむことが運動になるからだ。
  ▲これではならじと、前原坂上交叉点に4個の吸い殻入れを設置した。週2回は、吸い殻入れから回収す
  る。先日、都庁広場で「歩きタバコを止めましょう」といお集会があった。そこで配られた「歩きタバコ
  を止めよう!危険・迷惑」というチラシを灰皿の上に貼ったら、翌日4個の灰皿がメチャメチャに壊され
  てしまった。▲厚生省の発表では日本の喫煙者の半数以上の千八百万人が「タバコ依存症」だという。世
  界保健機関(WHO)の診断基準に『禁煙・嫌煙でイライラしたり、不安になったり、行動面への影響が
  出る。」というのがある。灰皿破損者はニコチン依存症だろう。でも負けずに運動を続けたい。


                    短 歌

                                       緑町 小山 敏雄

   かくしより                       口惜しいが   
     吸い殻入れを出すように                 タガの外れたこの国ぞ          
        知らず同士の思いこそする              強く正しく生きよ若人


                    俳 句

                                       緑町 小山 敏雄
 
  処暑の朝                    欲の堰
     処処にいねむる                 爆破せずんば 
       蝉むくろ                    国滅ぶ

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